【机上の空論】にどりやのメモ帳

世の中の現象や出来事は頭の中でも起きている。

ウーマンラッシュアワー村本の危険性

「侵略されたら降参する」 「沖縄はもともと中国から取ったんでしょ」

 

元日の朝まで生テレビに出演しこのような無知な発言、というか問題発言を放った事について、村本は一定の反省を示しながらも「怒られる勇気」などという言葉を使って開き直っています。そして村本の擁護としては、非常に気持ち悪いのですが、「問題提起になった」という意見が挙がっています。確かに発言した内容に納得できればそう言えるのですが、村本の発言は論外としか言いようがないものでした。結局、後になってから都合のいい逃げ道として問題提起と言っているだけであって事前に言わない、こういうところが非常に気持ち悪いのです。

 

それでは村本の発言にどんな問題があったと感じたか挙げていきます。

 

【国民の軽視】次の主張は一応ツイッターで訂正したようですが、それでも問題があると思います。番組で言ったのは「人を殺して国を守る事は反対+中国が尖閣を侵略すれば殺し合いになる⇒自分が殺される事を選ぶ」という事です。これは国民を自分に置き換えて考えさせた結果出した主張です。つまり自分は死んでもいい、だから国民も見殺しにしてもいいと言っているのです。国民を守るための政治の議論であるのに国民を見殺しにするというのだから論外なのです。なぜ訂正したのか、おそらく番組中の村本の脳内ではまだ自分自身の問題に置き換えきれなくなっていて、国民を見殺しにしてもいいという思いがあって出た発言だと思います。ところが政治的議論が終わって自分自身の事を考えると「殺されたくない」に変わって訂正することになったのだと思います。あの訂正のツイートはあくまでも国民ではなく自分だけの安全を考えているかのようでしたが、そのような人間に政治的議論ができるとは思えません。

 

【外患の誘致】これもツイッターで訂正したようですが手遅れです。「元々中国から沖縄を取った⇒沖縄を中国に渡してもいい」というものです。ただの無知で済んでしまえばそれでいいのですが、テレビで発信してしまえばそれどころではなくなります。この話になる前に東京大大学院教授の井上達夫から「侵略者に侵略のインセンティブを与えちゃうよね」と指摘されて「なぜ、侵略されるのか、意味が分からないです」と答えていたはずですが、まさにそのインセンティブ、中国にとって侵略する意味を与えてしまっています。そしてもうすでに、中国では村本が英雄のように扱われてしまっています。

 

 【ダブルスタンダード】これは番組が終わった後のツイッターでの書き込みなのですが、街に出て人と話し合って人を知れというような事を書き込んでます。何が問題か、それはずばり命令形であることです。村本は去年の12/24に新宿のデモに遭遇したらしく、その場にいておかしいと思ったのにも関わらず「人と話し合って人を知った」ような形跡が全くなく、後になってからツイッターでデモ側と抗議側の双方がおかしいと書き込んでいました。それでいて自分が街で人に声をかけたら今度は街で話をしろと求めてくる訳です。沖縄の街で話をした事を、写真を載せて誇っていましたが新宿で話をした事を誇れる写真はないのでしょうか?

 

いくらツイッターで反省や訂正をしたとしても、番組だけ見ている人には関係がありませんし、取り返しのつかない事だってあります。番組内での発言に対しては責任を持つべきなのですが、後になってから番組外であれは違ったなどと言っては無責任だし、取り返しのつかない事にたいして責任の取りようがありません。だからこそ、無知だったら勉強するべきだったし、一貫した主張ができるように自分の考えをまとめるべきだったと思うのです。そしてどんなに頭を下げて反省したとしてもダブルスタンダード人間性である以上、村本は信用できません。今後もこのような事が繰り返される可能性高い、これが村本の危険性だと考えております。