【机上の空論】にどりやのメモ帳

世の中の現象や出来事は頭の中でも起きている。

理想的な成人式

成人式と言えば新成人のバカ騒ぎでしたが、今ではそれに加えてもはや仮装パーティではないかというぐらいの奇抜な恰好が増えてきました。ハロウィンはその時期に日本的にイベントがないからまだわかるのですが、クリスマスと正月を過ごしたばかりなのに、なぜ仮装パーティをやりたくなるのかとても不思議です。子供を卒業してこれからは大人になるという意思の現れ、という良心的な解釈ができなくもないのですが…

 

そしていつもどおり、成人式で逮捕者が出ました。改造車で会場に向かって二人が道路交通法違反で捕まりましたが、どうやら成人式だから許されると思ったそうです。そんな訳ないでしょう。成人式だから許されるような法律って一つでもありましたっけ?

 

成人式が日本の伝統というのは大袈裟かも知れないけど、成人を祝ってもらって次の成人を祝う、この循環をずっと続けてきた事に何かしら意味があると思います。今のところ暴動はほとんどなさそうですが、もし暴動によって成人式が中止になるような事になれば実力行使が通ったかのようで残念になるところでした。というか中止させるつもりで暴れていた訳ではないとは思いますが、次の代はどうでもいいと考えていたのでしょうか。

 

暴動がなくなったと言えば元に戻った感じはしますが、そのかわり仮装パーティが始まってしまい、結局一般の人が思うような理想の成人式に戻れていません。一度バカっぽい流行ができてしまえば、中々おさまらないようです。


神聖な雰囲気のある会場にして暴動や仮装パーティに場違い感を持たせればいいのではないかと思います。そのために結果として高い額になるような損害が出たとしたら、それならそれで全力で金を払って弁償してもらう。成人として責任を取ってもらう事を徹底的に植え付けるのです。すごい大物の有名人なんかを呼んで暴れづらい雰囲気にするのも効果はありそうです。


様式美を損なわされたらその様式を極限まで上げて日本人の感性に訴えかければ、案外元の成人式に戻ってくれそうな気がします。